胎便吸引症候群と母親失格~ママだけ退院したあなたへ~

目安時間:約 10分
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わたしの息子は胎便吸引症候群でした。

 

今回は

そのときに思ったこと、今だから思えることを書こうと思います。

 

 

赤ちゃんが胎便吸引症候群になってしまった方

赤ちゃんと離れ離れの生活を送っている方

赤ちゃんが病気になってしまったのは自分のせいだと思っている方

に向けてのメッセージです。

 

病状などはそれぞれ違うので

治る治らないとか入院期間、費用などが知りたい方は

戻るボタンを押してくださいね。

 

 

 

緑の赤ちゃん

わたしは妊娠中に30kg以上も太りました。

 

最後の妊婦健診の時に先生から

『ちょっと太り過ぎたから陣痛が弱いかもしれない』

と言われていました。

 

実際、微弱陣痛でした。

(微弱って名前変えた方がいい、絶対。)

 

約2日促進剤の痛みに耐えて産まれてきた我が子。

 

緑でした。

 

胎便を吸い込んでしまったせいで

泣き声は弱々しかったです。

 

呼吸が安定せず

そのままこども病院NICUに搬送されました。

 

その時は出産の疲労と転院の手続きなんかで

悲しいとか嬉しいとか全然感じませんでした。

 

もちろん我が子が産まれてきてくれたことは

嬉しかったですが。

 

搾乳と母親失格

母乳の分泌を促すためにも

赤ちゃんに母乳を届けるためにも

出産日の夜から搾乳を始めました。

 

次の日からは毎日母乳を届けるために

お見舞いに行きました。

 

骨盤がガタガタで足が外れそうだったけど

息子のために頑張れました。

 

 

出産から2日後

 

搾乳道具や冷蔵庫は授乳室にあったので

搾乳の前後は授乳室に行くのですが

 

今までは気にしていなかったのに

(正確には気にしてる余裕がなかったんだと思います)

他のママが目に入りました。

 

みんな赤ちゃんを抱っこして

おっぱいをあげています。

 

それを見た瞬間

涙がぶわっと押し寄せてきました。

 

『ああ、ほんとならわたしもここにいるはずだったのに。』

 

 

健康な状態で産んであげられなかった。

あんなに小さい子に苦しい思いをさせてしまった。

産まれてから抱っこもしてあげられない。

おっぱいもあげられない。

そばにいてあげることもできない。

 

わたしのせいだ…

 

『こんなの母親じゃない。母親失格だ。』

 

部屋で大泣きしました。

 

 

 

 

出産から3日後

わたしの体の回復は順調だったし

赤ちゃんが別病院だったから早めに退院させてもらえました。

 

もう他のママの授乳を見なくてすむ。

 

 

 

ファミリールームで疑似体験

退院後自宅で搾乳を頑張り

引き続き毎日面会。

 

1週間くらいでだいぶ容体も改善してきて

チューブがとれたので

ちょっと遅れたけどおっぱいデビューできました。

 

このときは本当に嬉しかった。

出産から辛いことがたくさんあったけど

久しぶりに幸せを感じました。

 

やっぱり上手に飲めなかったけど

嬉しくて嬉しくて授乳時間があっという間でした。

 

 

それから少しずつお世話も勉強して

10日で退院できることになったのですが

 

その前に病院のファミリールームで疑似体験をしていかないか?

と言われたので旦那と一緒に病院に一泊しました。

 

ファミリールームはホテルの個室みたいな部屋で

ベッドやソファ、テレビ、お風呂やトイレもありました。

 

そこに赤ちゃんと一泊して

赤ちゃんのいる生活を体験するってやつです。

 

 

今まで面会は長くても8時間くらいだったので

1日一緒に過ごすのは楽しみだけど不安でした。

 

案の定お世話も思ってるよりうまくいかないし

全然泣き止まないし

夜もよく泣くから旦那の機嫌も悪くなるし

 

翌朝、助産師さんの『大丈夫?』で涙腺崩壊。

 

まだ無理そうなら

退院伸ばしてもいいよって言ってもらえたけど

これ以上ダメな母親になりたくなくて

そのまま退院させてもらいました。

 

退院後の様子

退院後は日赤で診てもらえることになって

予防接種の時に診察もしてもらいました。

 

定期的に診てもらうことで安心だったし

育児の不安も相談できたのはよかったです。

 

1年間異常なく成長してくれたので

これで完治だそうです。

 

今では元気に走り回って、

よく食べて良く寝る

いたずらばかりのやんちゃ坊主です。

 

母親失格だと自分を責めているママへ

胎便吸引症候群でも症状が重いと仮死状態や後遺症があったりするし

他の重い病気の子もいると思う。

 

だから『治るから頑張れ』は言いません。

 

 

ただ、

ママと赤ちゃんが別々に入院してたり

ママだけ退院してたり

 

わたしと同じ状況の人に

 

 

『あなただけじゃないよ』

 

『自分を責めないで』って伝えたい。

 

 

 

今は悲しいしつらいし

自分を責めてしまうこともあると思います。

 

『自分のせいで病気になってしまった。』

『健康に産んであげられなかった自分はダメなママ。』

 

そんなこと思わないで。

 

母親失格なんて思わないで。

 

 

少なくとも赤ちゃんのことを考えて

悩んで自分を責めるあなたが

 

母親失格なんてことは絶対にあり得ません

 

断言できます。

 

 

 

それにわたしはこの経験があったから

逆に母親になれたと思いました。

 

今だからそう思えるんですけどね。

 

『きっと息子はダメなわたしを

母親にするために体を張ってくれたんだな。』って。

 

今まで朝起きるのが苦手だったけど

ちゃんと起きられるようになった。

 

気が向いたら作ってたご飯も

ちゃんと作るようになった。

 

ほとんどやらなかった掃除は

毎日できるようになった。

 

乾燥機に頼ってた洗濯も

ちゃんと干すようになった。

 

 

いや、昔のわたしひどすぎでしょ(苦笑)

 

ずーっとこうやって生活してきたわたしが

母親に成長できたのは

 

『この子が頑張ってくれたんだからわたしも変わらなきゃ』

って思えたからだと思ってる。

 

赤ちゃんはきっと

何かを変えるきっかけをくれてるのかもしれません。

 

 

 

他人に何を言われても変わらないかもしれない。

 

でも

この記事を読んだあなたが少しでも楽になれたら嬉しいな。

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